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9月23日 Grasse

10時過ぎCannesの駅前からバスに乗り、The Capital of The Perfume, Grasseへ。
約45分のバスの旅。
窓からの景色を楽しんでたら、あっと言う間に着いた。
想像してたよりもずっと小さな山の上の町。Grasseの第一印象はそんな感じ。
降りたバス停から、見下ろす景色が心を和ませる。

バス停から小さな通りを下っていく。
さすが香水で有名なだけあって、通りのあちこちに香水や石鹸が売ってる。
通りにもほのかに良い心地良い香りが漂ってる。


香水の博物館、Fragonard では19世紀末から20世紀初頭にかけて使われていた香水製造器具や実際に使われてたアンティークの香水ボトルやボックスなど貴重な品々が展示されてて、セクションごとに当時の製造工程を詳しく説明している。
下の階では、ちょうど香水の製造工程を見学できるツアーが始まるところだったので、もちろん英語のガイド・ツアーに参加。
Fragonard

「ねえねえ、あの人、日本人じゃない?」

彼女がいち早くガイドの女性の名前を見て、日本人を嗅ぎ分ける(笑)
鋭い!確かに名札に「Yoko」と書いてある。後で聞いてみよう。

ツアーでは香水の製造工程を追っていく形で、花の説明から、香りの調合をする部屋まで一つ一つの工程を丁寧に説明を受けた。

1ℓのエッセンスを作るのに、1tの花が必要だとか、日本から金木犀を輸入してるとか。
一番驚いたのは、香りを調合する人は、沢山の香りを嗅ぎ分けるために1日4時間しか働けず、タバコ、辛い食べ物は駄目、アルコールは少しだけと徹底した生活をしてるらしい。
そして約2000種類の香水を嗅ぎ分ける事ができる、などなど。

ツアーの後、ガイドの「Yoko」さんに話しかけ、日本人である事確認。
静岡出身で5ヶ月前にここで仕事を始めたばかりだそう。
3人の間でフランス語、日本語、英語が乱れ飛ぶ。
久しぶりに日本語を話して、自分の日本語がおかしなことになってることに気づきながら。Yokoさんは、とても流暢な英語とフランス語を話す方で、しばらく彼女と雑談をして彼女が薦めてくれた香水をお土産用に購入。普通のショップで買うよりも、かな~り安かった。

父にMagellan、母にCapcine、姉にI’e d’amour、そしてGeraldineにココナッツ系のMirauda。
自分用にはConcerto。

Fragonardで香水の事を学んだ後は、再び小さな通りを探索し、Cannesへ戻る前にカフェで一息。

再びバスの旅を経て、Cannesへ。
明日、Lyonへ戻る日なので部屋を掃除しないといけなかったんだけど、部屋に掃除道具が無い!!
管理事務所に言ったら、掃除しなくて良い事になった。しかもノーチャージで。ラッキー!!


意識しないように過ごしてたけど、さすがにこの頃になると「旅の終わり」「限られた時間」を意識するようになってきた。
決して言葉には出さないけど。

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